
今年もPeruのコーヒー生産者Merci Fernandez(以下メルシー)から、コーヒーを買わせていただきました。20代半ばの彼女は、2020年に両親からLa Pomarrosa(ラ・ポマローサ)農園を引き継いだばかり。大学で学んだ農業と畜産業の知識を活かしながら、時に両親と方針の違いでぶつかりつつも、彼女自身の農業の在り方を模索しています。農園を引き継いでからまだ長くはありませんが、2024年に初めてペルーを訪問したときから、彼女のコーヒーには他の生産者よりも強い甘さとフローラルなキャラクターを感じています。
彼女が両親や家族とともに農園を営むのは、ペルー北部のコーヒー産地Cajamarca(カハマルカ)県のColasay(コラサイ)という地域です。La Higuera(ラ・ヒグエラ)はより小さなコミュニティの名前で、複数の小規模生産者がこの土地でコーヒーを栽培しています。メルシーは現在も両親とともにコーヒー栽培を行っていますが、その傍らでOrigin Coffee Lab(OCL)というコーヒーエクスポーターのQC(品質管理)としても働いています。OCLは、ペルー北部のコーヒー生産者を私たちに紹介してくれるソーシングカンパニーであると同時に、国外へコーヒーを輸出するエクスポーターでもあります。メルシーと初めて会ったのも、OCLでのカッピングの場でした。


メルシーの農園があるColasay地区は、Jaén郡(プロビンシア) を構成する12の地区(distrito)のひとつ。人口は約1.2万人、面積は [要再確認:735.73km²/603km²] の山間の自治体で、標高1,800〜2,200mの帯に農園が広がっています。Cajamarcaの中でも、特に高地の部類と言えます。
ここで栽培されるコーヒーはほとんどがBourbonで、その大部分が有機認証を取得しています。Colasayの小規模生産者には、"mingas"(ミンガ)という伝統的な労働交換の文化が残っているそうです。「今日はあなたのために、明日は私のために」――収穫期になると隣の農園を手伝い合うことで、お互いのチェリーが完熟のうちに摘み取られます。



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